「茂木健一郎」の版間の差分

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=== 否定的 ===
 
=== 否定的 ===
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;瀬名秀明
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:[[瀬名秀明]]は自身の公式ブログ上にて「『[[クオリア]]』『アハ体験』『1回性の人生』などは、別に茂木さんがつくった言葉ではないし、茂木さんが初めて言い出したことでもない。でもあたかもそれらを自分で考えたかのように語ることで、茂木さんはポピュラリティを獲得した」と述べている。瀬名は「自分をうまく欺ける人の方が成功する」としたうえで、茂木が自分を欺いているかどうかについては「それはわからない」と留保しつつ、茂木について「茂木さんはペルソナを使い分けていると思う。そして少なくとも一部の読者を誤解させているとは思う」と評している。
  
==批判 ==
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;斎藤環
*[[瀬名秀明]]([[作家]]、[[科学者]])
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:[[2007年]]の6月から、出版社。最初の書簡において斎藤は、思考の前提に「欠如した主体」を据える[[ジャック・ラカン|ラカン]]の発想こそが思想史的な意味でも後戻り不可能な切断線だと確信しているがゆえに自身はラカンに依拠していると述べたうえで、クオリアと「認識の主体」に関して、「クオリアについて考えることが可能であるためには、認識の主体である『この私』の肯定、すなわち実体化が前提となるのではないか」とし、「『欠如した主体』をすべての出発点とする思想は、クオリアという否定しようのない実感についても、いったんは幻想として受けとめる」がゆえに斎藤はクオリアという概念を素直に受け止められないのだと述べた。
:ブログ上にて「「[[クオリア]]」「アハ体験」「1回性の人生」などは、別に茂木さんがつくった言葉ではないし、茂木さんが初めて言い出したことでもない。でもあたかもそれらを自分で考えたかのように語ることで、茂木さんはポピュラリティを獲得した。」と述べ、茂木の態度を批判している<ref>[http://news.senahideaki.com/article/39094472.html 『研究者の作法』]([http://news.senahideaki.com/ 瀬名NEWS])</ref>。
+
:また斎藤は、懐疑する能力こそが[[倫理]]の前提であるとする自身の考えのもとでは、クオリアの全面肯定は「懐疑する心」と対立するとした。クオリアを価値判断の根拠に据えたそうな身振りが茂木に垣間見られることに斎藤は懸念を示し、世間が茂木を「新しい価値を説く人」と見ているように斎藤には思われるがゆえに、茂木の言説が危ういものに見えると述べた。そして、人間の脳に倫理や美を感知する中枢があらかじめ存在すると考えているのかどうか、脳を価値判断の中枢として位置づけうると考えているのかどうか、という問いを茂木に投げかけるなどした。
*[[斎藤環]]([[精神科医]]、[[批評家]]
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:当初、この往復書簡は両者の間で2ヶ月ごとに1往復させ計5往復する予定であったが、斎藤の第1信から1年近く経っても茂木からの返信がなされなかった。これについて斎藤は「書簡が返ってこないところをみると、痛いところを衝かれたのだろう」と述べている。茂木は、返信の遅れについて「[[精神分析]]と脳科学ではクオリアに対するアプローチの仕方が異なるため、熟考するためのまとまった時間が必要だ」と述べた。斎藤による第1信から約2年半後の[[2010年]](平成22年)1月に、茂木からの返信が行われた。
:出版社の企画で最終的に[[単行本]]にするためとして毎月、斎藤環と[[ウェブサイト]]上での公開往復書簡を交換することになった。斉藤は最初の手紙において、「(もし)クオリアという概念について考えることが可能であるとするならば、認識の主体となる「この私」([[自我]])の存在を認めることが前提となる」とし、それは「”[[懐疑主義|懐疑]]する能力こそが、[[倫理]]の前提である”とする自身の考えとは対立する」とした。
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:また、茂木がクオリアを倫理や[[]]などについての人間の[[価値]]判断の根拠に据えたそうにしている態度や世間の人々に「新しい価値を説く人」のように見られていることについて懸念を表明した。そして、人間の脳に倫理や美を感知する中枢があらかじめ存在すると考えているのかどうかという問いを投げかけた<ref>[http://sofusha.moe-nifty.com/series_02/2007/06/1_108a.html 斎藤環と茂木健一郎の往復書簡 「脳は心を記述できるのか」 第1信  「価値のクオリア」は存在するか?(斎藤環)]([http://sofusha.moe-nifty.com/ 双風舎])</ref>。
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:この手紙に対し茂木が1年以上返事を出さなかった(後に「精神分析と脳科学ではクオリアに対するアプローチの仕方が異なるため、熟考する時間が必要だった」とその理由を述べている)ことに対し、斉藤は「(反駁できない)痛いところを衝かれたのだろう」と述べている<ref name="themisi200806">[http://www.e-themis.net/feature/read_0806.php いまやオカルト研究者?!脳科学者・茂木健一郎へ噴出した「批判」](月刊『[http://www.e-themis.net/ テーミス]』2008年6月号)</ref>。
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*[[高橋悠治]]([[作曲家]])
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;大槻義彦
: [[NTT ICC]]での公開トーク『他者の痛みを感じられるか』で高橋から批判を受けている<ref>アート&テクノロジーの過去と未来 ATAK@ICC 高橋悠治+茂木健一郎:公開トーク[http://hive.ntticc.or.jp/contents/artist_talk/20051217/ 『他者の痛みを感じられるか』]([http://hive.ntticc.or.jp/ HIVE])</ref>。
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:[[大槻義彦]]は、茂木が[[スピリチュアリティ|スピリチュアル]]カウンセラーの[[江原啓之]]と2006年に『[[新潮45]]』別冊『ANOYO』で「脳とスピリチュアリズム」と題した対談を行ったことことについて、「これは江原のイカサマに免罪符を与えているだけでなく積極的に江原イタコを科学的に保障する役割を果たしていることになる」と述べ、「茂木氏はオカルトを信じたり、サポートしたりしているが、科学者としてはあるまじきこと」、「脳科学者の肩書を返上すべき」と批判した。これらに対して茂木は、江原のような人物や現象に対する茂木の態度は大槻と異なっていても、科学者という基本的な立場は同じであると述べている。
*[[大槻義彦]]([[物理学者]])
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:クオリアについても大槻は「脳科学の分野の一つではない。なぜなら定義されていないからだ。質量、温度、長さなどの単位を持たず、測定ができない」と述べている。大槻は「科学は物質・物体の存在、つまり実在と不可分」であるとし、「実在でないもの、つまり仮想的なものを研究するのは科学者ではない。茂木はこの意味で科学者ではなく、文芸評論家、宗教評論家、よく言えば心理学者である」と評しているほか、茂木が創価学会の池田大作と往復書簡を交わして同学会や池田を「もちあげている」件について[[週刊文春]]記者が大槻に「このような茂木は科学者なのか」と問うたのに対して、「彼は科学者ではない」と答えている。茂木は、クオリアは測定できないことを認めつつも、欧米の科学専門誌にも論文が掲載されるなど、確立した概念であるとしている。
:[[オカルト]]批判で知られる大槻は[[スピリチュアリティ|スピリチュアル]]カウンセラーの[[江原啓之]]を非科学的でインチキだと批判している。茂木がその[[江原啓之]]と共著を出したり、各地の講演に一緒に出かけたりしていることなどを問題だとし、茂木自身の科学的態度を批判している<ref>[http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/12_9178.html 1月 第2回 【江原に擦り寄る文化人】]、[http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/125-462a.html 12月 第5回 【読者の方々からのメール】]([http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/ 大槻義彦のページ])</ref>。これらに対して茂木自身は「江原のような人物や現象に対する態度は異なっても、大槻などの科学者と基本的な立場は同じである」旨を述べている<ref name="themisi200806"/>。
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==茂木の失言==
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;高橋悠治
*茂木は、上から目線なところがあり、馬鹿にすることが多く、不適切な発言(失言)をすることが多い。
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:[[NTT ICC]]での公開トーク『他者の痛みを感じられるか』で、[[作曲家]][[高橋悠治]]から批判を受けている。
*実験、検証の結果のように言っている事でも、実際のところは茂木の個人的な感想である場合がある。テレビ番組『[[ザ・ベストハウス123]]』の[[2008年]][[9月24日]]放送分で、茂木は故[[セロニアス・モンク]]が、『他のピアニストとは違い、3次元で音を考えている』と言っているが、根拠はない。モンクは82年(茂木が理学部生の頃)に亡くなっている。
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*[[2007年]]、[[横浜美術館]]で行われた[[森村泰昌]]の個展「美の教室、静聴せよ Bi-Class Be Quiet」展に連動した同館での講演のなかで、「みなさんわかりますか、外国人に日本の観光名所を案内しているときの惨めな感じ」などと語った。また、質疑応答中に『茂木さんは、東京でなければならない<ref>茂木は講演の中で、「NHKやキー局のテレビ番組は内容がダメで、地方で全国放送の番組を見ているのはダメ、正確な知識を得るには、東京に居なければならない」と語った。</ref>と言ったが、私の地元には東京とは違う居心地の良さがあると思っている』と[[佐賀県]]出身の来場者が発言したところ、茂木は『佐賀はド田舎で、何もないでしょうよ?佐賀はダメですよ』と応じた。
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== 受賞歴 ==
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;野口悠紀雄
*[[小林秀雄賞]]受賞(第4回、[[2005年]])受賞作『脳と仮想』(新潮社)
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:経済学者の[[野口悠紀雄]]は後述の[[#脱税|脱税騒動]]について「格別強い怒りを覚えた」「税理士に依頼しなかったとすれば、その時点で脱税の意図があったと考えざるを得ない」と批判している。
  
== 著書 ==
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;福田和也・坪内祐三
=== 学術論文 ===
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:茂木の若いころから面識がある[[福田和也]]が[[坪内祐三]]と対談した際に、後述の[[#脱税|脱税騒動]]がテーマとして取り上げられた。対談の中で、坪内は「[[脱税]]ってのは、[[税金]]をある程度払って、ある程度隠匿する行為」と述べたうえで、今回の茂木の行動については「茂木さんは、ものすごい収入がありながら、隠すどころか、一銭も申告してない」と指摘しその問題点を論じている。その点を踏まえて、坪内は「茂木さんのは脱税とか過少申告というレベルじゃない」と述べ、[[2009年]](平成21年)11月のニュースの中で「一番のヒットは茂木健一郎の『所得無申告事件』」だったと語っている。
以下に掲げるもの以外にも存在する。
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* Sekine T, Mogi K. (2009), Distinct neural processes of bodily awareness in crossed fingers illusion., Neuroreport, Mar 25;20(5):467-72.(インパクトファクター2.1点)
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== 所得の申告漏れ ==
* Omata, K. and Mogi, K. (2008)  Fusion and combination in audio-visual integration., Proceedings of the Royal Society of London A 464, 319–340.
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;所得の「無申告」と追徴課税
* Onzo A, Mogi K. (2005), Dynamics of betting behavior under flat reward condition., International Journal of Neural System, Feb-Apr;15(1-2):93-9.インパクトファクター0.9点)
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:[[東京国税局]]の税務調査を受け、[[2008年]](平成20年)までの3年間で約4億円の所得の申告漏れを指摘されたことが2009年11月に報じられた。茂木は、給与所得と雑所得を合算して納税額を確定させ、居住地の税務署に確定申告する必要があったが、2006年から2008年まで全く申告を行わず、源泉徴収分を除いた所得税を納税していなかった。2、3年前に税務署から申告を求められたが申告をせず、[[税理士]]に税務処理を依頼することもなかったという。所得税の追徴税額は1億数千万円に上る。
* Taya F, Mogi K. (2005), Spatio-temporal dynamics of the visual system revealed in binocular rivalry,  Neurosci Letter,  Jun 10-17;381(1-2):63-8. Epub 2005 Mar (インパクトファクターなし)
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:読売新聞の取材に対し茂木は、確定申告をしなかった理由を「2、3年前に本や講演などの雑所得が自分で申告するスケールを超えてしまった。地元の税務署の人には早くした方がいいと言われて、『します』と答えていたが、仕事に追われて、全然、書類の整理ができずに、申告する暇がなかった」と説明し、「その意味では申し訳ない」と述べている。知り合いの税理士はおらず、税理士に依頼する暇もなかったとしている。申告に必要な年収額が、普通預金の預け入れ残高という形でしか把握されておらず、経費計上用の領収書が一部しか保管されていなかったという。公式ブログでは11月11日に「今後はきちんと処理をして参ります」と謝罪している。
* Mogi, K & Barlow, H B (1999), The source of variability in neural responses from MT.,  J.Physiol 515, 101-102 P (PUBMED登録なし、 J.Physiol 515に該当論文なし)
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* Mogi, K. (1994), Multiple-valued energy function in neural networks with asymmetric connections., Phys. Rev. E, 49, p.4616-4626.インパクトファクター2.5点)
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=== 単著 ===
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{{DEFAULTSORT:もき けんいちろう}}
* 1997年 『脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか』 [[日経サイエンス]]社 1997年4月 ISBN 4532520576
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[[Category:キチガイ]]
* 1998年 『生きて死ぬ私―脳科学者が見つめた『人間存在』のミステリー』 [[徳間書店]]後に[[筑摩書房]] 2006年5月 ISBN 978-4480422187
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[[Category:日本の認知科学者]]
* 1999年 『心が脳を感じるとき』 [[講談社]] 講談社 1999年7月 ISBN 978-4062092449、2006年3月、「クオリア入門」と改題され、筑摩書房から「ちくま学芸文庫」として出版、ISBN 978-4480089830
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[[Category:日本の左翼]]
* 2001年 『心を生みだす脳のシステム―「私」というミステリー』 [[日本放送出版協会]] 2006年3月9 ISBN 978-4480089830
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[[Category:東京大学出身の人物]]
* 2003年 『意識とはなにか―「私」を生成する脳』 [[ちくま新書]] ISBN 4480061347
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[[Category:1962年生]]
* 2004年
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[[Category:反日主義]]
: 『脳と仮想』 [[新潮社]] のちに文庫化 2007年3月 ISBN 978-4101299525 
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: 『脳内現象 - 〈私〉はいかに創られるか』 [[NHK出版]] 2004年6月24日 ISBN 978-4140910023
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: 『脳の中の小さな神々』 [[柏書房]] 2004年6月25日 ISBN 978-4760125722
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* 2005年
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: 『脳と創造性 「この私」というクオリアへ』 [[PHP研究所]] 2005年3月19日 ISBN 978-4569633534
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: 『クオリア降臨』 [[文藝春秋]] 2005年11月25日 ISBN 978-4163677309
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: 『脳の中の人生』[[中公新書ラクレ]] 2005年12月 ISBN 978-4121502001
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: 『「脳」整理法』ちくま新書 2005年12月 ISBN  978-4121502001
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* 2006年
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: 『クオリア入門―心が脳を感じるとき』 [[筑摩書房]] 2006年3月9日 ISBN 978-4480089830
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: 『脳を鍛える!ケータイでできるみんなの脳力トレーニング』 [[ローカス (出版社)|ローカス]] 2006年10月 ISBN 978-4898146897 ISBN 4898146899
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: 『プロセス・アイ』 [[徳間書店]] 2006年1月 ISBN  978-4198621032 
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: 『ひらめき脳』 [[新潮新書]] 2006年4月15日 ISBN 978-4106101625
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: 『生きて死ぬ私』 [[筑摩書房]] 2006年5月 ISBN 978-4480422187
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: 『食のクオリア』 [[青土社]] 2006年6月 ISBN 978-4791762767
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: 『やわらか脳―茂木健一郎「クオリア日記」』 [[徳間書店]] 2006年11月 ISBN 978-4198622589
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: 『すべては脳からはじまる』 中公新書ラクレ 2006年12月 ISBN 978-4121502339
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* 2007年
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: 『天才論 - ダ・ヴィンチに学ぶ「総合力」の秘訣』 [[朝日選書]] 2007年3月16日 ISBN 978-4022599186
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: 『芸術の神様が降りてくる瞬間』 [[光文社]] 2007年10月24日 ISBN 978-4334975265
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: 『欲望する脳』 [[集英社新書]] 2007年11月16日 ISBN 978-4087204186
+
: 『それでも脳はたくらむ』 中公新書ラクレ 2007年12月 ISBN 978-4121502643
+
: 『脳を活かす勉強法 - 奇跡の「強化学習」』 PHP研究所 2007年12月3日 ISBN 978-4569696799
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: 『すべては音楽から生まれる - 脳と[[シューベルト]]』 PHP新書 2007年12月14日 ISBN 978-4569696249
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* 2008年
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: 『思考の補助線』 ちくま新書 2008年2月 ISBN 978-4480064158
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: 『トゥープゥートゥーのすむエリー星』 毎日新聞社 2008年5月29日 ISBN 978-4620107240 
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: 『ひらめきの導火線 - トヨタとノーベル賞』 PHP新書 2008年8月19日 ISBN 978-4569701127
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: 『脳を活かす仕事術 - 「わかる」を「できる」に変える』 PHP研究所 2008年9月10日 ISBN 978-4569701936
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: 『クオリア立国論』 [[ウェッジ]] 2008年12月20日
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<!-- 「脳と創造性」は書籍ではなくCDなので、外部リンクに移しました。-->
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=== 共著 ===
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* 1995年 共著者:[[竹内薫]] 『トンデモ科学の世界』 [[徳間書店]] ISBN 4198604088
+
* 2000年 共著者:[[養老孟司]]など 『脳+心+遺伝子VS.サムシンググレート―ミレニアムサイエンス 人間とは何か』 [[徳間書店]] ISBN 4198611564
+
* 2000年 共著者:[[天外伺朗]] 『意識は科学で解き明かせるか―脳・意志・心に挑む物理学』 講談社 ISBN 4062572850
+
* 2003年
+
:共著者:[[竹内薫]] 『脳のからくり―わくわくドキドキする脳の話』 [[中経出版]] ISBN 4806118745
+
:共著者:[[養老孟司]] 『スルメを見てイカがわかるか! 』 角川書店 ISBN 4047041548
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:共著者:田谷文彦 『脳とコンピュータはどう違うか―究極のコンピュータは意識をもつか』 講談社 ISBN 4062574128
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* 2004年 共著者:[[瀬名秀明]]など 『知能の謎 認知発達ロボティクスの挑戦』 [[講談社]] ISBN 4062574616
+
* 2006年
+
:共著者:富永裕久 『目からウロコの脳科学―心と脳はここまで分かった!』 [[PHP研究所|PHP]]エディターズグループ ISBN 4569648614
+
:共著者:ラケータ 『脳を鍛える!パソコンでできるみんなの脳力トレーニング』[[ローカス (出版社)|ローカス]] ISBN 4898146716
+
:共著者:[[竹内薫]] 『脳のからくり』 [[新潮社]] ISBN 978-4101299518
+
:共著者:[[竹内薫]] 『異端の脳がホンモノ! 』 [[大和書房]] ISBN 978-4479300595
+
:共著者:[[養老孟司]] 『養老孟司&茂木健一郎の「天才脳」の育て方』 [[アスコム]] ISBN 4776203499
+
:共著者:田中洋, 編:電通ニューロマーケティング研究会 『欲望解剖』 幻冬舎 ISBN 4344012631
+
* 2007年
+
:共著者:[[松岡正剛]] 『脳と日本人』 [[文藝春秋]] ISBN 4163697101
+
:共著者:[[波頭亮]] 『日本人の精神と資本主義の倫理』 [[幻冬舎]] ISBN 978-4344980570
+
:共著者:[[江村哲二]] 『音楽を「考える」』 [[筑摩書房]] 2007年5月 ISBN 978-4480687609
+
* 2008年
+
:共著者:[[河合隼雄]] 『こころと脳の対話』 [[潮出版社]] 2008年7月 ISBN 978-4267017995
+
:共著者:[[黛まどか]] 『俳句脳―発想、ひらめき、美意識』[[角川書店]] 2008年8月10日 ISBN 978-4047101470
+
:共著者:[[江原啓之]] 『偶有性幸福論(エンジン01選書)』 [[ぴあ]] 2008年11月15日 ISBN 978-4835617220
+
 
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=== 翻訳 ===
+
* 2003年 原著者:イアン・ロバートソン 共訳者:和田裕子 『マインズ・アイ』 [[朝日出版社]] 2006年9月  ISBN 4255001995
+
* 1997年 原著者:[[ロジャー・ペンローズ]], 共訳者:[[竹内薫]] 『ペンローズの量子脳理論―21世紀を動かす心とコンピュータのサイエンス』 [[徳間書店]] ISBN 4198607036
+
* 1997年 原著者:ブライアン・D. ジョセフソン, 共訳者:[[竹内薫]] 『ノーベル賞科学者ブライアン・ジョセフソンの科学は心霊現象をいかにとらえるか』 [[徳間書店]] 2006年2月3日  ISBN 4198607028
+
* 1998年 原著者:フレッド・ホイル, チャンドラ・ウィクラマシンゲ, 訳者:小沢元彦 『生命(DNA)は宇宙を流れる』 [[徳間書店]] 1998年3月  ISBN 4198608253
+
* 2000年 編:ネイチャー「姉妹誌」 『生命の冒険―最先端のライフサイエンス〈1‐上〉』 [[徳間書店]] 2000年6月  ISBN 4198611971
+
* 2000年 編:ネイチャー「姉妹誌」 『生命の冒険―最先端のライフサイエンス〈1‐下〉』 [[徳間書店]] ISBN 4198612269
+
* 2004年 原著者:ロビン・ウィルソン 『四色問題』 [[新潮社]] 2004年11月25日 ISBN 4105452010
+
* 2006年 原著者:[[ロジャー・ペンローズ]], 共訳者:[[竹内薫]] 『ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて』 [[筑摩書房]] 2006年9月  ISBN 4480090061
+
* 2006年 著者:アリス・W・フラハティ, 訳者:吉田 利子 『書きたがる脳 言語と創造性の科学』 [[ランダムハウス講談社]] 2006年2月3日  ISBN 4270001178
+
 
+
=== 編集・監修・監訳 ===
+
* 原著者:エイドリアン・ベリー, 訳者:三枝小夜子 『次の500年 繁栄に終わりはあるか 科学の予感を遥かに超えた別の国 ミラクル・ワールドへの旅立ち』 [[徳間書店]] 1997年8月 ISBN 4198607389 (監修)
+
* 原著者:アンドリュー ニューバーグなど 『脳はいかにして“神”を見るか―宗教体験のブレイン・サイエンス』 [[PHP研究所|PHP]]エディターズグループ 2003年3月 ISBN 4569626858 (監訳)
+
* ゲームソフト:『ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木健一郎博士監修 脳に快感 アハ体験!』 [[セガ]] 2006年6月22日
+
* 『わかった瞬間、頭がよくなる アハ!体験 4つの間違い探し』 [[きこ書房]] 2006年10月26日 ISBN 4877711937 (監修)
+
* 編集:NHK「プロフェッショナル」制作班 『プロフェッショナル 仕事の流儀〈1〉-〈8〉』 [[日本放送出版協会]](編集)2006年4月-2006年12月  ISBN 414081148X, ISBN 4140811471, ISBN 4140811463, ISBN 4140811102, ISBN 4140811099, ISBN 4140811080, ISBN 4140811072, ISBN 4140811064
+
* 『[[人体解剖マニュアル]] ER ~緊急救命 命の分かれ目~』 [[デックスエンタテインメント]] 2008年8月16日  (監修)
+

2016年10月8日 (土) 11:30時点における最新版

茂木 健一郎(もぎ けんいちろう、1962年(昭和37年)10月20日 - )は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員東アジア共同体研究所理事。

好きなものは韓流SEALDs日本共産党朝日新聞日本に対するヘイトスピーチを得意とする。

学位博士(理学)東京大学1992年(平成4年))。身長171cm。血液型O型。既婚。

茂木健一郎「そろそろノーベル賞思考停止で有り難がるの、やめたら。田舎くせえよ。」(2016年10月)[編集]

日本人のノーベル賞連続受賞が許せない茂木 健一郎
SEALDsにノーベル平和賞を取らせたい茂木 健一郎

茂木健一郎 @kenichiromogi

日本のマスコミも、そろそろノーベル賞思考停止で有り難がるの、やめたら。田舎くせえよ。

https://twitter.com/kenichiromogi/status/388596777680506880

ネット反応

  • 自分が貰ってから言おうねー
  • イライラしてて笑った
  • アホかこいつ
  • 韓国人が取れなくてイライラしてんの?
  • まぁ、モジャモジャ脱税野郎には一生関係ないだろうよ
  • 似非脳科学者の脱税炎上芸人はすっこんでろ
  • 自分が取れないからって悪口言うなよ
  • うさんくさい脳科学者には眩し過ぎるんだろw
  • 誰かこいつに「茂木先生も将来の受賞有力候補らしいですよ」って吹き込んでやれよ。大急ぎで前言撤回するからw
  • ノーベル賞が田舎くせえとか意味分からんわ。こいつ頭悪そうだ
  • 自分がとれないものは価値がないと
  • すごい悔しそう
  • 茂木は自称科学者だから絶対もらえないもんなwww
  • なぜ同じ研究者として、おめでとうって言えないのか。自称だから余裕ないんですかww
  • 嫉妬みっともない。マスコミだけじゃなくて普通の一般の日本人がめでたいといってるんだが
  • 別に思考停止などしていない。人類の科学への大きな功労者に当然に敬意を持っているだけだ
  • このオッサンひがみ根性丸出しで田舎くせえ!
  • 韓国の掲示板に書いてありそうな意見だな
  • この人日本嫌いなんだ。やっぱしそうなんだ
  • ひがみかよと思ったけど学者の格が違いすぎるし何なんだろな
  • とりあえずまわりと逆のことを言って注目を受けて高尚にみせる計画
  • 茂木先生の酸っぱいブドウ
  • 思考停止ってどういうこと?受賞という結果だけを求めているお隣さんのほうが思考停止していると思うけどw
  • 悔しくて悔しくてタマラナイんだろうな・・・
  • 何でこいつ悔しそうなの?
  • 毎年こいつ言ってるけど何がそこまで悔しいのだろうか?

概要[編集]

東京都中野区に生まれ、生後まもなく転居した埼玉県春日部市で中学時代まで育つ。東京学芸大学教育学部附属高等学校東京大学理学部卒業。博士論文は『Mathematical Model of Muscle Contraction(筋収縮の数理的モデル)』(東京大学より学位取得)。

クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとしての関係(心脳問題)についての研究を行っている。また、脳と神経に関する一般読者向けの解説書を多く執筆し、テレビ番組雑誌週刊誌などマスメディアで積極的に活動している。テレビ番組の出演などで一般に名が広く知られる。

幼少期からが好きで、小学生の頃に日本鱗翅学会に入った。日本国外では、自身を“Ken”という英語名で名乗っている。髪は自分で切っている。

平成23年から平成27年までかすかべ親善大使を務めた。

略歴[編集]

研究[編集]

博士論文は、「グラフ変換法」によって、反応ネットワークの性質を解析したもの。その後、グラフ変換法は非対称結合神経回路網の解析に応用される。クオリアも含んだすべての現象を扱いうる「拡張された物理学」を志向している。著書『クオリア入門』は「心も自然法則の一部である」という表題から始められており、「意識のほんとうの科学を目指す」という自身の方向性を示している。

また茂木は「脳内でのニューロンの時空間的な発火パターンに対応してクオリアが生起している」という作業仮説を採り、そこからクオリアが持つ(であろう)何らかの数学的構造を見つけることができるのではないか、として研究を行っている。神経科学における事実上の「セントラル・ドグマ」である「反応選択性」の概念では心脳問題を解決するには不十分だと主張し、「認識におけるマッハの原理」や「相互作用同時性」といった概念を提案している。両眼視野闘争、マガーク効果、神経細胞の自発的活動についてのモデル、身体イメージ、不確実性の存在下での選択などに関する論文を発表している。(著書-学術論文の節を参照)

発言[編集]

アハ体験[編集]

茂木はテレビ番組や雑誌で、ひらめきや気づきの瞬間に「あっ!」と感じる体験を「アハ体験」として紹介している。アハ体験は、脳を活性化するという。

「アハ」 (aha) は英語の間投詞で、「ああ、なるほど」といった意味に相当する(なお、a-ha experience という英語表現は、ドイツ心理学者ビューラー (Karl Bühler) が Eureka(「見つけた」)と言うときのような現象をさして Aha-Erlebnis と呼んだものの英訳である。茂木の独創ではない)。人はアハ体験の瞬間に、わずか0.1秒の間に脳内の神経細胞が一斉に活性化するという。「誤解を恐れずに言えば」という前提ではあるが、アハ体験とは、分かった瞬間に頭がよくなる体験であるともしている。

アハ体験をするためのPlayStation Portable向けゲームソフト『ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木健一郎博士監修 脳に快感 アハ体験』(茂木が監修)が2006年6月22日にセガ(後のセガゲームス)から発売され、同年11月30日には続編の『ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木健一郎博士監修 脳に快感 みんなでアハ体験!』も発売された。

セキュア・ベース[編集]

茂木は、著書『プロフェッショナルたちの脳活用法 (生活人新書)』において、NHK のテレビ番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』などにおける多くのプロフェッショナルとの対話から、彼らの成功の一因として「セキュア・ベース」を紹介している。日本語に訳せば「安全基地」となり、悩んだり迷ったりしたときに避難できる場所という意味であり、これが人間のやる気と深く関わっているという。

「仮面のヒーロー」と「地上波の世界」[編集]

2007年(平成19年)、横浜美術館で行われた森村泰昌の個展「美の教室、静聴せよ Bi-Class Be Quiet」展に連動した同館での講演のなかで「自分たちの姿形に自信を持てないできたんですよ。日本人は。僕はねウルトラマンとか仮面ライダーとかいう、要するにヒーローもので、なんでああいう仮面のヒーローが発明されたのかと言うと、日本人が自分たちをヒーローだと思えなかったからだと思っています。」と語っている。

また、同講演の中では「日本にいると見えるのは地上波の世界で、それが文化だと思っているところがある。(中略)九州行くとおっさんたちとかが会話しているのは、日本の地上波テレビの中にある世界なんだよね。日本にいると、見える世界ってなんか地上波の世界で、それが文化だって思ってしまっている。でも、全然違う文化の基準っていうのがあって、それはむしろ地上波テレビとは相性が悪い。だから『たけしの誰でもピカソ』みたいな番組になっちゃうんだよ。あるいは『日曜美術館』みたいな番組になっちゃうわけだよ」と述べた。

評価[編集]

肯定的[編集]

福田和也
福田和也は、茂木の若いころから面識があり、当時の茂木について「若い頃はけっこうかわいかったんです」と述べている。また、茂木の美点として「ほぼ完全に、仕事を選んでないところ」を挙げており、「どうしちゃったの? っていうような、くだらない本も、たくさん出してる」と指摘しつつもその仕事ぶりを肯定的に評価している。また、茂木が東京大学法学部に入学した経緯については、茂木に関する逸話の中でも最も好きな話題の一つであるとしている。
坪内祐三
坪内祐三は、茂木の所得無申告騒動を知り大いに驚き「モギケン、シブいと思った」と語っている。自身や福田和也らは常識に囚われないと主張しつつも結局は社会の規範に従って生きていると指摘したうえで、このような騒動を起こした茂木をそれと対比する形で再評価する発言を行った。
三村マサカズ・大竹一樹・優香
Qさま!!』でたびたび共演しているさまぁ〜ず三村マサカズ大竹一樹)と優香は、番組内で茂木が出す問題が好きであると口をそろえており、理由として「知識問題ではないから」(優香)「歴史などの知識問題はいくら考えても知らなければそれまでだから」(大竹)「発想そのものを試される」(三村)と述べている。

否定的[編集]

瀬名秀明
瀬名秀明は自身の公式ブログ上にて「『クオリア』『アハ体験』『1回性の人生』などは、別に茂木さんがつくった言葉ではないし、茂木さんが初めて言い出したことでもない。でもあたかもそれらを自分で考えたかのように語ることで、茂木さんはポピュラリティを獲得した」と述べている。瀬名は「自分をうまく欺ける人の方が成功する」としたうえで、茂木が自分を欺いているかどうかについては「それはわからない」と留保しつつ、茂木について「茂木さんはペルソナを使い分けていると思う。そして少なくとも一部の読者を誤解させているとは思う」と評している。
斎藤環
2007年の6月から、出版社。最初の書簡において斎藤は、思考の前提に「欠如した主体」を据えるラカンの発想こそが思想史的な意味でも後戻り不可能な切断線だと確信しているがゆえに自身はラカンに依拠していると述べたうえで、クオリアと「認識の主体」に関して、「クオリアについて考えることが可能であるためには、認識の主体である『この私』の肯定、すなわち実体化が前提となるのではないか」とし、「『欠如した主体』をすべての出発点とする思想は、クオリアという否定しようのない実感についても、いったんは幻想として受けとめる」がゆえに斎藤はクオリアという概念を素直に受け止められないのだと述べた。
また斎藤は、懐疑する能力こそが倫理の前提であるとする自身の考えのもとでは、クオリアの全面肯定は「懐疑する心」と対立するとした。クオリアを価値判断の根拠に据えたそうな身振りが茂木に垣間見られることに斎藤は懸念を示し、世間が茂木を「新しい価値を説く人」と見ているように斎藤には思われるがゆえに、茂木の言説が危ういものに見えると述べた。そして、人間の脳に倫理や美を感知する中枢があらかじめ存在すると考えているのかどうか、脳を価値判断の中枢として位置づけうると考えているのかどうか、という問いを茂木に投げかけるなどした。
当初、この往復書簡は両者の間で2ヶ月ごとに1往復させ計5往復する予定であったが、斎藤の第1信から1年近く経っても茂木からの返信がなされなかった。これについて斎藤は「書簡が返ってこないところをみると、痛いところを衝かれたのだろう」と述べている。茂木は、返信の遅れについて「精神分析と脳科学ではクオリアに対するアプローチの仕方が異なるため、熟考するためのまとまった時間が必要だ」と述べた。斎藤による第1信から約2年半後の2010年(平成22年)1月に、茂木からの返信が行われた。
大槻義彦
大槻義彦は、茂木がスピリチュアルカウンセラーの江原啓之と2006年に『新潮45』別冊『ANOYO』で「脳とスピリチュアリズム」と題した対談を行ったことことについて、「これは江原のイカサマに免罪符を与えているだけでなく積極的に江原イタコを科学的に保障する役割を果たしていることになる」と述べ、「茂木氏はオカルトを信じたり、サポートしたりしているが、科学者としてはあるまじきこと」、「脳科学者の肩書を返上すべき」と批判した。これらに対して茂木は、江原のような人物や現象に対する茂木の態度は大槻と異なっていても、科学者という基本的な立場は同じであると述べている。
クオリアについても大槻は「脳科学の分野の一つではない。なぜなら定義されていないからだ。質量、温度、長さなどの単位を持たず、測定ができない」と述べている。大槻は「科学は物質・物体の存在、つまり実在と不可分」であるとし、「実在でないもの、つまり仮想的なものを研究するのは科学者ではない。茂木はこの意味で科学者ではなく、文芸評論家、宗教評論家、よく言えば心理学者である」と評しているほか、茂木が創価学会の池田大作と往復書簡を交わして同学会や池田を「もちあげている」件について週刊文春記者が大槻に「このような茂木は科学者なのか」と問うたのに対して、「彼は科学者ではない」と答えている。茂木は、クオリアは測定できないことを認めつつも、欧米の科学専門誌にも論文が掲載されるなど、確立した概念であるとしている。
高橋悠治
NTT ICCでの公開トーク『他者の痛みを感じられるか』で、作曲家高橋悠治から批判を受けている。
野口悠紀雄
経済学者の野口悠紀雄は後述の脱税騒動について「格別強い怒りを覚えた」「税理士に依頼しなかったとすれば、その時点で脱税の意図があったと考えざるを得ない」と批判している。
福田和也・坪内祐三
茂木の若いころから面識がある福田和也坪内祐三と対談した際に、後述の脱税騒動がテーマとして取り上げられた。対談の中で、坪内は「脱税ってのは、税金をある程度払って、ある程度隠匿する行為」と述べたうえで、今回の茂木の行動については「茂木さんは、ものすごい収入がありながら、隠すどころか、一銭も申告してない」と指摘しその問題点を論じている。その点を踏まえて、坪内は「茂木さんのは脱税とか過少申告というレベルじゃない」と述べ、2009年(平成21年)11月のニュースの中で「一番のヒットは茂木健一郎の『所得無申告事件』」だったと語っている。

所得の申告漏れ[編集]

所得の「無申告」と追徴課税
東京国税局の税務調査を受け、2008年(平成20年)までの3年間で約4億円の所得の申告漏れを指摘されたことが2009年11月に報じられた。茂木は、給与所得と雑所得を合算して納税額を確定させ、居住地の税務署に確定申告する必要があったが、2006年から2008年まで全く申告を行わず、源泉徴収分を除いた所得税を納税していなかった。2、3年前に税務署から申告を求められたが申告をせず、税理士に税務処理を依頼することもなかったという。所得税の追徴税額は1億数千万円に上る。
読売新聞の取材に対し茂木は、確定申告をしなかった理由を「2、3年前に本や講演などの雑所得が自分で申告するスケールを超えてしまった。地元の税務署の人には早くした方がいいと言われて、『します』と答えていたが、仕事に追われて、全然、書類の整理ができずに、申告する暇がなかった」と説明し、「その意味では申し訳ない」と述べている。知り合いの税理士はおらず、税理士に依頼する暇もなかったとしている。申告に必要な年収額が、普通預金の預け入れ残高という形でしか把握されておらず、経費計上用の領収書が一部しか保管されていなかったという。公式ブログでは11月11日に「今後はきちんと処理をして参ります」と謝罪している。